本専門部会は地図史・地図史料についての研究情報の集積とともに、国立地図学博物館の設立推進を念頭に、デジタル時代の「ナショナル地図アーカイブ(仮称)」の構築と、個人や組織のもとにさまざまなかたちで集積されている貴重な地図史料の散逸をふせぎ、つぎの時代に引き継いで行くための方策についての検討と情報交換などをおこなうことを目的として活動している。
平成26年度活動報告
平成26年度は某物故会員の旧蔵資料について訪問調査を行ったが、良策を提起することはできていない。資料の蓄積と将来への伝承への具体策については、所属機関等への受入も含めて多くの会員の情報提供、協力をお願いしたい。 |
平成27年度活動計画
27年度は、ひきつづき日本地理学会国立地図学博物館設立推進委員会とも連携しながら、懸案である地図所蔵機関へのヒアリング、既存データのレビューなどをおこないたい。また、関連するテーマによる例会の開催を検討する。 |
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第26期
本専門部会は地図史・地図史料についての研究情報の集積とともに、国立地図学博物館の設立推進を念頭に、デジタル時代の「ナショナル地図アーカイブ(仮称)」の構築と、個人や組織のもとにさまざまなかたちで集積されている貴重な地図史料の散逸をふせぎ、つぎの時代に引き継いで行くための方策についての検討と情報交換などをおこなうことを目的として活動している。
平成25年度活動報告
平成26年度活動計画
上記の活動の継続とともに、日本地理学会国立地図学博物館設立推進委員会とも連携しながら、懸案である地図所蔵機関へのヒアリング、既存データのレビューなどをおこなう。 |
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本専門部会は地図史・地図史料についての研究情報の集積とともに,国立地図学博物館の設立推進を念頭に,デジタル時代の「ナショナル地図アーカイブ(仮称)」の構築と,個人や組織のもとにさまざまなかたちで集積されている貴重な地図史料の散逸をふせぎ,つぎの時代に引き継いで行くための方策についての検討と情報交換などをおこなうことを目的として活動している。
平成24年度活動報告
例会開催等の活動はできなかったが,ある会員からの蔵書保存の相談をうけ,提供リストを提示しながら,受入の可能性について複数の機関との連絡・相談を続行中である。しかし,各機関の資料収集方針,収蔵スペース,整理・提供への対応など,壁は厚い。 |
平成25年度活動計画
上記の活動の継続とともに,懸案である地図所蔵機関へのヒアリング,既存データのレビューに着手する。 |
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第25期
平成23年度活動報告、及び平成24年度活動計画
<平成23度活動報告>
1.「地図史専門部会」から「地図史料・地図アーカイブ専門部会」へ発展的改称
平成23年7月21日の第272回常任委員会において承認された.
部会名称を変更し,新名称の示すとおり,「ナショナル地図アーカイブ(仮称)」の骨子とりまとめと,関連の調査・研究を活動の重点項目とする.
2..第1回部会の開催
平成23年12月28日に改称後の第1回部会開催.出席者9名.
史料としての地図の保存と提供全般についての意見交換を行い,紙地図保存の緊急的対策の必要性や,デジタル地図の所在調査の必要性などが論じられた.
3.例会等への協力
第190回例会,第45回地方大会,第191回例会など.
<平成24年度活動計画>
1.日本地理学会の「国立地図学博物館設立推進委員会」と連携しながら「ナショナル地図アーカイブの骨子を検討し,全国の地図所在リストの作成,所蔵機関ヒアリングなどを通じてデジタル地図学博物館構築をめざす.
2.地図史研究・地図資料の所在などに関する情報収集,および地理教育,地図教育,GIS技術,地域調査,空間認識などと古地図/旧版地形図とのかかわりについての知見を深める.
3.第2回部会(拡大)を3月中に開催の予定.地図アーカイブのイメージの具体化と共有をはかり,今後の行動指針を立てる.
(主査
: 鈴木 純子) |
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第22期
2006年度活動計画
(1)活動目標
①地図史に関する各テーマの研究グループとの連絡を深め,それらの活動の現況について広く会員全体に紹介して行く。
②分野・対象別グループ(地形図・海図・地図史料)による部会の開催。
③他の専門部会との交流を含め,電子化時代の地図情報保存についても議論を喚起する。
(2)活動方法
上記①は,機関紙投稿,例会等を通じて行う。
部会,グループの会合を中心とするが,部会の枠をこえた交流も加える。
(主査 鈴木純子)
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2005年度活動報告
<講演会>
講 師:石松久幸氏(カリフォルニア大学バークレイ校東アジア図書館日本課チーフ)
テーマ:「日本古地図デジタルアーカイブとWEBによる提供」
日 時:平成17年6月30日 15:00〜17:00
会 場:日本地図センター2階会議室
*日本古地図学会,東京古地図倶楽部と共催。『地図』43(3)「学会記事」参照
<大会発表>
部会呼びかけによる発表2件。セッション構成には至らなかった。
(主査 鈴木純子)
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活 動 報 告
講 演 会 「日本古地図のデジタルアーカイブとWEBによる提供」
石松久幸氏(U.C.Berkeley東アジア図書館日本課チーフ)
2005年6月30日 於日本地図センター2階会議室
石松氏の来日の機会に、日本古地図学会、東京古地図倶楽部との共催で、標記の講演会を開催しました。参加者は12名(会員:6名)でした。
カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館には、約10万点に及ぶ三井コレクションが収蔵されており、その中には、三井宗堅(たかかた1882−1950、新町三井家第9代)収集の江戸時代から明治にかけての日本古地図2,298点が含まれています。これらの地図から選ばれた、一枚ものと冊子体の地図約900点の高精細のデジタル画像が、同図書館のサイトで公開されており、現在も引き続きデジタル化作業が進められています。URL は下記のとおりです(http://www.lib.berkeley.edu./EAL/japanese_maps.html)(05/07/20現在)。
このサイトの画像は単なるイメージの提供に留まらず、同時に提供されているツールを用いて、より有効に地図を活用できるよう配慮されています。この作業を担当したDavid Rumsey and Cartography Asociates 社のDavid Rumsey(ラムゼイ) 氏は、自身、15万点を超える地図のコレクター(在サンフランシスコ)で、うち約11,000点をインターネット上に公開しています(http://www.davidrumsey.com/)。Rumsey氏はコレクションが広く役立つことを望み、Luna Imaging 社と共同で、デジタル化と活用のための技術開発に力を注ぎ、上記のサイトを提供・維持しているということです。
バークレーのサイトはこの技術を全面的に取り入れたもので、ズームインによって地図の微細な部分まで確実に読みとれる高精細な画像データ、原形の大きさに比例する画像表示、任意の複数地図の同一画面表示、書誌データの表示などのほか、GIS対応のブラウザー(同サイトからダウンロード可)を用いれば、インタラクティブに、新旧の地図の重ね合わせや、現代の地形図、空中写真、衛星画像との重ね合わせが可能です。現在、GIS ブラウザーに対応している画像データは、江戸・東京13点(1680−1910)、大阪10点(1657−1913)、京都6点(1709−1889)です。
当日は、一部Rumsey 氏のサイトのヨセミテの画像なども加えて、表示画面の操作の実際と、その結果を紹介する多彩なデモンストレーションが行われ、デジタルアーカイブ技術の進化の一端にふれる機会となりました。(鈴木純子)
日本国際地図学会地図史専門部会講演会
タイトル(仮):カリフォルニア大学バークレー校所蔵
日本古地図デジタル化プロジェクトについて
講 師: 石松久幸氏 (カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館)
日 時: 2005年6月30日(木曜日) 17:00〜 1時間程度
場 所: 日本地図センター 2階会議室
主 催: 日本古地図学会・日本国際地図学会地図史部会・東京古地図倶楽部 |
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