第27期(平成27〜28年度) 専門部会

ユビキタス・マッピング専門部会 
  主査 : 有川 正俊

 

平成26年度活動報告

・第197回例会−G空間EXPO2014 日本地図学会シンポジウム−『都市冒険と地図的好奇心-Urban Exploration and Curiosity for Maps-』(日時:2014年11月14日(金) 14時〜16時30分、場所: 日本科学未来館 会議室1、参加費:無料)の企画を行った。また、この概要報告を学会の機関紙に掲載する企画を行った。
・2015年3月17-19日に、東京大学本郷キャンパス山上会館大会議室で開催する、国際会議(使用言語:英語)The International Symposium on Cartography in Internet and Ubiquitous Mapping (CIU2015)が開催される。この開催の企画・準備・実施を行う。現在、発表件数は、40件を越す予定である。本シンポジウムは、当学会の本専門部会が企画し、ICAの3つの委員会(ICA Commissions of Maps and Internet, Theoretical Cartography, and Ubiquitous Mapping)および東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)が共催する形態として実施を予定している。詳しくは、以下のURLを参照願いたい。
<http://ubimap.csis.u-tokyo.ac.jp/ciu2015/>

平成27年活動計画

・ユビキタス・マッピングの理論の体系化の共同研究活動、および公開研究集会や公開実験などを開催する。
・マップ・エンターテーメントの分野を、学術的に正当化し、その意義や原理をまとめる活動を行う。具体的には、昨年11月のG空間エクスポのシンポジウムの『都市冒険と地図的好奇心』の活動を進めて、体系化および実応用へと展開する。
・リアルスケール・マッピングに関する研究集会や実証実験などを実施する。
・ICA Commissions of Ubiquitous Mappingと連携して、世界を視野に入れて、研究者交流や共同研究を通して、本研究領域の拡大と深化を進めて行く。

(「平成27年度総会審議資料」より抜粋)


第26期

平成25年度活動報告

(1)5月15日に、東京大学 駒場リサーチキャンパスにおいて、加川文子氏(日本に6年間以外は海外在住、現在国連職員)をお呼びし、「国際機関における地図の役割」の講演と意見交換会を開催した。
(2)5月16日に、法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワーにおいて、Michael Peterson教授(ネブラスカ大学オマハ校)をお呼びして、「Mapping in the Cloud: The New World of Maps and the Internet」の講演と意見交換会を開催した。Michael Peterson教授は、ICAの名誉会員であり、ICA Commission of Maps and InternetやICA Commission of Maps and AnimationではChairを務め、その成果を数冊の書籍として出版されており、ICAにおいて貢献が高く評価されている。ICA Commission of Maps and Internetと、有川が座長を務めるICA Commission of Ubiquitous Mappingとは、森田前座長のときから、以前も現在も密接に連携して活動している。
(3)7月19日に、南青山のナビタイムジャパン本社にて、社長の大西啓介氏と、最新のLBSに関する意見交換会を行った。
(4)11月1日に、法政大学 市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワーにおいて、人間中心地図情報処理に関する研究打ち合わせを行った。主な参加者は、森田 喬先生(法政大学、日本地図学会会長)、今尾恵介氏(日本地図学会「地図と地名」専門部会 主査)、相良 毅氏(情報試作室)、藤田秀之氏(電気通信大学)、有川正俊(東京大学、日本地図学会「ユビキタス・マッピング」専門部会 主査)であった。相良氏からは独自開発した地名抽出エンジンをご紹介いただき、さまざまな観点から研究討議を行った.藤田先生からは、独自開発した空間アルバムソフトウェアおよびTWITTERデータの地図化に関して研究紹介いただき、新しい地図の形態に関して討議を行った.有川から「女子地図」に関して研究紹介を行い、日本における地図の多様性に関して討議を行った.
(5)11月15日に、東京大学柏キャンパス空間情報科学研究センターにて、Zhiyong Peng教授 (武漢大学、コンピュータ科学科)から、"Watermarking Geographical Databases"に関する講演と意見交換会を開催した。
(6)11月16日に、日本科学未来館において、G空間エクスポのメイン・ステージとして、「旅と生活を演出する女子地図 〜女性ならではのストーリーマッピングの可能性」を開催した。ステージ出演者は、KIKI様(モデル/女優)、菊地由香様(昭文社 「ことりっぷ」ブランドマネージャー)、横井めぐみ様(東急電鉄なでしこチーム)、有川正俊(東京大学 空間情報科学研究センター 教授)であった。司会は、DJ TARO様が勤め、女子地図に関する興味深く、たのしいステージを実現することができた。
(7)11月30日に、北京大学リモートセンシングとGIS研究所において、Yuefeng Liu 准教授(北京大学)、Jianghua Zheng 教授(新疆大学)、Min Lu氏(東京大学博士課程学生)、および北京大学の大学院生らと、ユビキタス・マッピングの研究および今後の国際会議開催に関する協力体制に関して討議を行った。

平成26年活動計画

(1)ICAの「ユビキタス・マッピング委員会」、GIS学会「地図・空間表現SIG」と密接な関係を保ちながら活動を行う。
(2)特に期日は定めていないが、適宜研究集会を開催する。

(「平成26年度総会審議資料」より抜粋)


平成24年度活動報告

(1) 6月23日に横浜のパシフィコ横浜で開催されたG空間Expoにおいて,当部会員の有川氏が当学会主催のシンポジウム“女子の地図力最前線”に企画から当日のパネルディスカッションまで大きく貢献した。
(2) 6月29日に東大本郷の福武ホールにおいて開催された日本学術会議ユビキタス状況認識社会基盤分科会主催のシンポジウム「震災直後および復興期における情報学の役割」に当部会員が参加した。
(3) 7月24日朝放送のNHK「あさイチ」の「特集:スゴ技Q もう迷わない!方向オンチ克服法」に,当部会員の有川氏がコメンテーターとして出演した。
(4) 7月28日から31日まで,東京および気仙沼市に於いてICAのユビキタス・マッピング委員会(委員長:有川東大教授)主催のワークショップが開催され,当部会員が多数参加した。なお,副委員長の北京大学のLIU先生が学生数名と来日した。
(5) 9月10日に東大駒場において,ICAのユビキタス・マッピング委員会が,折から来日中のgiCentre, Department of Information Science, City University London の研究員である Aidan Slingsby 博士を招いてワークショップを開催し,当部会員が参加した。
(6) 10月24日から毎週1回一月にわたって首都大学東京のオープンユニバーシティに「進化する地図の科学と技術 - ユビキタスマッピングの時代 -」が企画され,当部会員3名が講義を行った。

                                (主査 森田 喬)

平成25年活動計画

(1)ICA ユビキタス・マッピング委員会と連携して,数回の国際ワークショップを開催するとともに、ユビキタス・マッピングの理論と応用を体系化し,ウェブなどで公開し、コミュニティを広げて行く。

(次期主査 有川正俊)

(「平成25年度総会審議資料」より抜粋)


第25期

平成23年度活動報告、及び平成24年活動計画

<平成23年度活動報告>
 (1) 7月2日に、ICC2011Paris大会(7月3日−8日)に先立ち、ICA Commission on Ubiquitous Mapping のワークショップがフランス国土地理院(パリ郊外サンマンデ)において開催され、部会員3名が参加し次の発表を行った。1)Takashi MORITA "Reflections on mapping phenomena regarding the recent East Japan tsunami disaster" 2)Masatoshi ARIKAWA "New Trends of Ubiquitous Mapping in Japan including augmented reality applications for car navigations" 3)Tomoyasu MARUYAMA "Context based data input method in case of field survey after the East Japan tsunami disaster"(森田が代理発表) 4)Hideyuki FUJITA "User study of a map-based slideshow editor"
 (2) 7月5日のICC大会期間中に会場の会議室において、ICA Commission on Ubiquitous Mappingのビジネスミーティングが行われ部会員が参加した。前半は,現チェアである森田喬(法政大学)より過去4年間の活動の総括を行い,後半では次期チェアである有川正俊教授(東京大学)から今後4年間の活動計画の説明があった。
 (3) 11月4日18時から20時まで、当部会の全面支援のもとに、法政大学市谷田町校舎に於いて、スイス連邦工科大学のロレンツ・フルニ教授(地図・地理情報研究所を主宰している国際的に著名な学者)を招いて、「スイスの山岳地図とデジタル・アトラス」と題して講演会を開催した。参加者は一般も含め約20名であり活発な議論が行われた。
 (4) 11月24−25日に、ICAのコミッションミーティングがオーストリアのウィーンにおいてICA執行部会議に合わせて開催され、日本から当部会員であるICAユビキタスマッピングのチェアである有川正俊委員長(東京大学空間情報科学研究センター)が参加した。

      

  
<平成24年度活動計画>
 (1) ICAのユビキタス・マッピング委員会、GIS学会地図・空間表現SIGと密接な関係を保ちながら活動を行う。
 (2) 特に期日は定めていないが、適宜研究集会を開催する。

(主査 : 森田 喬)

(平成24年度総会審議資料より抜粋)


2006年度活動報告、及び2007年活動計画

ICAにも同名のコミッション(主査:森田)が存在し,本年も国内のみならず国外においても活動を行った。
(1)2006年4月7-9日 UPIMap2006の韓国ソウルでの開催実現のため森田,有川両部会員がソウル大学Choi先生を訪問し打合せを行った。

(2)2006年6月17-18日 第40回地方大会(佐渡)に参加した。

(3)2006年7月29-30日 第179回例会(瀬戸内海,呉)に参加した。

(4)2006年10月5日 東京大学空間情報科学研究センターのGISDaysに参加し研究発表を行った。

(5)2006年10月23-25日 ソウル商工会議所において開催されたシンポジウム「UPIMap2006」に参加し日本から13件の発表を行った。


2007年度活動方針
(1)8月にICAモスクワ大会に参加し研究発表を行う予定

(2)地理情報システム学会の「地図・空間認知」SIG,「空間IT」SIGとの連携性を推進し研究集会を実施する

 

(主査 森田 喬)

(平成19年度総会審議資料より抜粋)

       

        

第22期

2006年度活動計画

(1)10月頃に第2回国際ワークショップUPIMap2006を開催する予定

(2)地理情報システム学会の「地図・空間認知」SIG,「空間IT」SIGとの連携性を推進し研究集会を実施する

(主査 森田 喬)

(平成18年総会審議資料より抜粋)

2005年度活動報告

 ICAにも同名のコミッション(主査:森田)が2003年8月より存在しており,本年も国のみならず国外においても活動を行った。
(1)2005年3月4日 日本学術会議地理学研究連絡委員会主催シンポジウム「空間情報社会」に参加し,主査が“空間情報化社会のユビキタスマッピング”の講演を行った。
(2)2005年3月31日 来日中のコネチニICA会長(チェコ),バンドロバ女史(ソフィア土木建築測量大学助教授)を招待し,当専門部会主催の研究会「ヨーロッパにおける地図と地理情報源」を法政大学市ヶ谷キャンパスにおいて開催した。
(3)2005年7月9-16日 ICAアコルーニャ大会に参加し,部会員7名がそれぞれ独自のテーマで研究発表を行うとともに,ICAコミッション「ユビキタスマッピング」の集会を開催した。
(4)2005年8月7日 首都大学東京において開催された日本国際地図学会平成17年度定期大会において特別セッション「ユビキタスマッピングの可能性」を組織し,部会員6名による研究発表および会場との討論を行った。
(5)2005年11月28-30日 ウイーン工科大学において開催されたシンポジウム「Location Based Services and Telecartography」に参加し,主査および有川部会員が発表を行った。

(主査 森田 喬)

(平成18年総会審議資料より抜粋)


活 動 計 画

活動の目的・内容・必要性等 現実空間のなかで空間の理解を深めるために必要に応じてその場で作り使える地図がITの進展により現実のものになろうとしているが、その要件を利用実態の国際比較を通して明らかにする
2年間のスケジュール

(1) ICAの同じ名称のコミッションと連動し利用実態の国際比較を行う

(2) 結果を図式化しユビキタス・マッピングの要件について理論地図学の観点から議論する

おおよその構成員数 10名
ICAコミッション、ワーキンググループとの関連

Commission on Ubiquitous Mapping

Comission on Theoretical Cartography

その他 ハイパーメディア・VR地図専門部会と協力関係にある。

2003〜2004年度活動の例会、定期大会、シンポジウム等または機関誌「地図」への公表状況 2004年9月7-9日にICA国際ワークショップ(International Workshop on Ubiquitous, Pervasive and Internet Mapping)を開催し、プロシーディングズを発行した。海外からは、米国、メキシコ、オーストラリア、オーストリア、ドイツ、チェコ、インド、中国の11名および同伴者が参加した。全体では国内からの参加者を含め登録者数は36名であった。機関誌「地図」への報告が予定されている。

(第22期専門部会設置申込書より抜粋)



2004年度活動報告

ICAにも同名のコミッション2003年8月より存在しており、9月に国際ワークショップUPIMap2004(International Joint Workshop on Ubiquitous, Pervasive and Internet Mapping 2004)を開催しプロシーディングズを発行した。2004年度の活動は以下の通りである。
1)2004年1月24日 例会においてICAダーバン大会にみる研究動向を報告
2)2004年5月11日、27日、6月11日、15日、22日、7月2日、13日、16日、20日、28日、29日、8月9日、13日、19日、22日、24日、30日、9月2日、4日にUPIMap2004の準備会を開催
3)2004年6月26日 地理情報システム学会「空間IT」SIGの合宿に参加
4)2004年7月22日 年次定期大会においてパネルディスカッション「地図学の現状と2010年を目標とする将来展望」に参加
5)2004年9月6日 UPIMap2004のために来日したICA関係者と地理院を表敬訪問
6)2004年9月7日-9日 UPIMap2004を慶応義塾大学三田キャンパスにおいて開催
7)2004年9月10日 CSISにおいて講演
8)2004年9月11日 ユビキタス・マッピング専門委員会主催の研究集会(ICAよりミラン会長、ウォロチェンコ理論地図学コミッション・チェアマンを迎えて)を開催
9)2004年10月22日 GIScience2004メリーランド大学へ参加

(平成17年総会審議資料より抜粋)